「土台敷き」も確実な仕事で終わりましたので、
次は、建物を興す前に「やるべきこと」をやります。
組み上がった後で手を入れるようでは綺麗な仕上がりにはなりません。
組み方をする前に、重要な化粧材には「細工」や「鉋仕上げ」などを施しておきます。
A3の方眼紙・45枚にかけて手描きしたディテール図面を基に「細工」をしていきます。
化粧物は緊張します。
化粧物をさわる時は、朝7時頃には現場入りして集中力を高めてから仕事にのぞみます。
この度は、「寸八の大鉋」(鉋身幅70㎜、いわゆる大鉋での旧称は寸八)ではなく、
「寸六の大鉋」(鉋身幅65㎜、いわゆる大鉋での旧称は寸六)を使用した。
面取りは、「寸四の豆鉋」。
寒い日でも鉋掛けをすると汗が噴き出します。
by 安藤洋介